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そんな、何度も何度も経験した喧嘩(?)の中で、どんどんと主様が激昂していくのがわかる。
喧嘩(?)の原因は、ひとつしかない。いつもその、ひとつだけ。
主様の修羅。
「お忙しいせいだ」とわかっていても、あたしは自分を止められない・・何度経験しても、結局崩壊に至る・・特に今回は多頭飼いも絡んでいたので尚更だった。主様に激情を叩きつけられるだけで、「逃げ道が今ならある(だって、霞が今はいるもん)」と、示されていたような気さえしていた。
(霞の方が愛されてるとかそういう次元ではない・・数として足りていれば、抜けることも容易だという考え方だ)
頭でわかっていても、感情の起伏を押さえることは、主様をお慕いしている以上、難しい。「ナイフ切られたから、血が出たんだ」とわかっていても、流れる血を自分の意志で止めることができないのと同じだ。主様の状態をいくら思いやることができたって、思いやりだけで止血するのは無理だし、自分で傷を縫い合わせることもできない・・主様しか縫えないのだから。
主様はいろいろと遊びまくっていて、ブログを拝見すると「なんか、楽しそう」とさえ感じる人もいるかも?と思うけれども、基本的に休みは年に2日くらいで、一日平均16時間くらい働いていらっしゃる。
傾れ込むようにベッドに入り眠っても回復が追いつかない・・という状態で、彼女をからかったり奴隷と遊んだりしてくださるのだ。
主様にとって、それが唯一の休息なんだと思うしかない。
今は20時間以上働いているご様子なので、それが長く続いているので・・もう、いつ倒れてもおかしくないような状態になっているんじゃないかと想像している。
最高気温が上がると主様の寿命も縮まるように感じ、本当に怖い。
身体はとっくに限界を超えているんだろうけれど・・精神力だけで毎日を過ごしていらっしゃるんじゃないだろうか。
先週お逢いしたとき「結局昨日も寝ていない」とあたしに吐き捨てるように仰った主様の目は、ギラギラと疲労で鈍く光っていた。
主様の風貌は、あたしの持つ「怖い」という概念を超えていた。
その日、主様と逢う約束をしていた霞が、来なかった。当日、呼んだだけのあたしが、来た。
主様の怒りはとっくに頂点を超えていた。
動物の思念がその目に宿っており、あたしは「外敵」として睨み付けられ続けた(と感じた)。言葉にならない憎しみが傷口をえぐるように、直接なすりこまれるような。
「こういう状態でも、お前とこうやって、逢ってやってるだろう!!(不安定になって文句を言うな!)」
(か、か、か、帰ります!ので、寝てください!)・・・その言葉は、口に出せない。
(どうぞ、痛めつけてください)と、身体を差し出すしかないのだ。
主様は「お前達が俺を癒せるのなら、逢ってやる」と、その日メールをくださったのだった。
霞が今ここに居ない以上、あたしが最後まで頑張るしかない。
「今まで、お前を甘やかしすぎたな・・」
どうして!?こんなに悲鳴を上げているのに!最後に救っていただけると信じてるから、できることなのに!!
ずっと、泣きっぱなしだった。いくら泣いても許していただけなかった。
わかってる。問題は身体的なものではなく、精神的なものなのだと。
骨が折れるほどの痛みなど、与えられていない・・けれども不安定なときは、ほんの少しの打撃があり得ない苦痛に感じる。
「もう、帰る!!」まで、意識せず口から漏れてしまった。
奴隷崩壊の瞬間・・。
痛みよりなにより、主様のあたしに対する憎しみが怖かった。この場から逃げられるのなら、なんでもする。
「ああ、じゃあ、帰れ」
主様は、あっけなく縄を解いた。
全身ボロボロで、トイレで身支度をしていると、主様が来た。
異様な形相。
「逃げられると思うなよ」
主様の言葉が、心を揺らす。
「逃がさない」
怯え・・絶望・・けれども・・。
次の瞬間、主様は乱暴に・・まるで「ほらよ」と言い聞かせるように、あたしの口の穴に舌を入れ、奥までかき回した。
奴隷救出の瞬間・・「逃がさない」と言われて、歓喜を感じるあたしが居る。
たった3秒の、出来事だった。
同時に、これだけの行為で牛耳られているのだという屈辱が湧き上がる。
自分内の葛藤。
あたしはきっと、世界中で一番頭の悪い牝なんだ。
こんなんじゃ、足りない!
もっと飴をください、飴じゃなくてもいいから、せめて水をください!唾を吐きかけただけでは奴隷は生きていけません(少しは、生き延びますが)・・・・・・・ああ、馬鹿馬鹿しい、そんなくだらないことを考えても、どうしようもない。
わかってる・・壊れたままでも正気でも、逃げられないのは、わかってるんだ。
今だけの我慢・・主様の仕事が落ち着くまでの・・。
でも・・・。
その日、怖くて主様に一度も触れることができなかったし、主様へ返事以外の言葉を発することができなかった。
主様にお逢いして不安が消えなかったどころか、倍増していた。
わかってる・・主様が追い込まれているときは、いつもそう・・。
痛みはただの「痛み」・・いや「叱咤」としてだけ、身体に残る。
自分の存在が許されているとは、到底思えない。頭で全てをわかっていても、感情が現実についていけなくなるときだ。
結局、主様が平常運転に戻るまで、数でも数えながら、一人耐え抜くしかない。
あたしは、残った痛みや痣を持て余していた。
ところが・・「霞が来れなかったせいで、主様大荒れで、大変だった!!」と、霞に言えたことが、結果的にあたしを正気に戻してくれた。
「霞のせいで」と霞自身に言えたことが大きかったのだ・・優しい姉さん仮面を捨てた素の感じというか・・普通にしゃべれたというか・・それを言って霞が万が一引いたらあたしの出口はなくなる・・という精神状態だったから。
霞が来なかったことで、主様から「お前がなにか言うと霞が傷つくから、霞と一切連絡を取るな。お前のように霞は図太くなく、繊細なんだ。お前に追いつめられたせいで、霞は今日来なかった」・・と、ずっと叱られていたので・・心底混乱(硬直)していた(前日霞とチャットしていたし、霞が不安定な様子は全く見えなかったから・・霞はあたしにそれを隠し、主様にだけ愚痴を言っていたんだろうか?)。
霞から次の日電話がなかったら、不安と猜疑心と不信が渦巻いて、今頃本当に逃げ出していたかもしれない。
「俺と霞の邪魔をした雅」と責められて、平気で仕え続けることができるほど、あたしはまだ強くない。
だから・・霞から電話がきたとき、心からホッとした。
話をしていて・・ある意味、腫れ物を扱うように接していた霞に、一歩、近づくことができた気がした。
そもそも3人が互いに気遣いすぎのコミュニケーション不足(あるいは時間不足)から発生していた事柄だと理解できたので・・それを2人の間だけでも解消できたことは、ものすごく大きかったのだ。
霞の話を聞いてみると、霞は「お前のせいで、雅が痛めつけられている」と、メールで叱咤し続けられていたのだという。
つまり・・主様は両者(同時)に「お前のせいだ」と、仰っていたことになる。
奴隷が二人になった。二人の奴隷は運命共同体。・・それは主様の責めネタが倍増するということなのかもしれない・・。
(霞が来ていたら来ていたで、別のネタを主様は拾ったのかも?奴隷が二人で、隙も二倍・・いくらでも虐めることができるような気がする・・)
「俺と霞の邪魔をした雅」が受けた痛みが身体に残り続けるのと、「責めネタ」と考えることができるのとでは、世界が反転する。
事実はわからないけれども、そう考えることができるだけでも、本当に違う。
霞と話すと、とても落ち着く。
・・主様の言葉って本心なのか虐めなのかまったく判断できないから、霞との会話の中で互いに「それは、そういう責めなのでは?」なんてフォロー(分析?)をしあってしまう(笑)。
言われた本人はパニックを起こしておかしくなっちゃうんだけど、主様が霞に言ったことに対しては「あ、それ、よくある」とか「それは、これこれこういう意味だから、こうすればいいのでは?」とか・・気楽(?)にフォローできてる気がする(逆も然り)。
答えがわからないことにはかわりはないけど、情報が増えることで安心できることがたくさんあるんだなぁ、と実感した。
こういう情報交換を、奴隷同士ができてしまうのって、どうなの?(主様以外から答えを勝手に導き出しているような?)と思っていたけど、主様は特に気にしていらっしゃらない様子・・というか、別視点から考えると・・奴隷同士で慰め合える環境があれば、主様は面倒なフォローなしで、ただひたすら痛めつけ続けることが可能になるのかもしれない。
事実、今回、あたしは気持ちを落ち着けることができたのだから・・まるで、あたしの傷口を霞が繕ってくれたかのような・・。だからそれは・・机上の論理・・理想論ではないのかもしれない。
(勿論、修羅の中、主様ご自身が仰ったように「逢ってくださること」が主様にとっての最大のフォローであるのだと心底わかってはいるのだけれど、ただサンドバックでいるという現実を一人で耐え抜くには、より強い精神力を必要とし、その部分のフォローを霞にしてもらった・・といったような感じです。・・伝わりますでしょうか・・)
霞は多分、自分はまだ半人前で・・2.5人だと思ってるんじゃないかな?と予想するけど、あたしも主様も完全に「3人」だと認識している。
伝わるだろうか・・・スワップでも3Pでもなく、基本的にあるべき姿が、3。
3人で性的行為をしたことはないけれども、精神的な繋がりを基調にするなら、したことないけど「ウチらは3」と思ってる。
3人のデメリットがないとは言わない・・3は半端なので、難しいと思う。
女3人でも遊園地に行ったとして、アトラクションでいつも一人にされて、他の知らない人とばかり隣り合わせになるのでは、なかなか楽しめないものだ。
今、主様、あたし、霞でTDSに行ったら・・あたしと霞が気を遣い合って、大変なことになると予想できる(笑)。
主様がいくら「気を遣うな」と命令しても無理だ(笑)。一人になった方も、主様の隣に居る方も、結果として互いを気にするあまり、楽しめないとわかっているから。
でも、メリットの方が断然大きい。
前述したデメリットがいずれなくなるのは予想ができる・・時間が解決してくれるはずだ。
最初にそれぞれが慎重になって見合ってしまうのは、仕方がない。
そこまで手間をかけても、主様は3人目がどうしても欲しかったんだと(そしてこういう影響し合う関係を築きたいのだと)、この修羅の中で感じたし、そうやって気遣いしあえる関係を、大事にしたいとも思った。
そういう気遣いが互いにあるとふまえた上での踏み込みは、全て時を経て信頼に変わっていくだろうからだ。
もしもの話・・3人でTDSに行って、一人がつまはじき(別シード)になる場面があったなら、そのときあたしが「霞、遠慮して!」と気遣わず言えることが必要だし、主様が「ふざけるな、雅は常に一人だ」と、言って、一人になったあたしも大いに楽しめることが必要なのだ。
くだらない例えだけれど、「気遣い無しに」というのは、そういうことだと思う。
信頼関係さえあれば「罵倒」も「愛情表現」に受け取られ、孤独も「楽しみ」にすり替わるのだろうと思う(同時に露出の楽しみもあるかも!w)
あたしは・・そんな日がくればいいなと、思っている。またいつか、TDSに連れていっていただきたいなぁ(富士急ハイランドでもいいけれど)。
また、それとは別に・・あたしは「共感を得られる」あるいは「共感する」ことが、こんなにもお仕えする精神に影響を与えるのかと、正直驚いてしまった。
(霞は、非公開ブログのタイトルを「怖い怖い幻時様」にしようとしたそうだ・・主様に一蹴されたらしく、あたしも聞いて大爆笑してしまったけど・・でも霞はいたって真面目に「姉さんまで笑うなんて酷い」とむくれていた。
えー、だってー・・・気持ちは痛いほどよくわかるけど・・・さすがにブログのタイトルがそれって・・・笑。
とはいえ、そこを共感できることが嬉しい。主様の怖さをこうやって語ったとき、その恐怖を(心から)わかりあえるんですよ!やっぱり、それは浮かれちゃうな。今までなら、絶対あり得ない・・主様の怖さを知っている人がいる、というだけで嬉しい!)
上手く言葉にできたかどうかわからない・・なかなか言葉にする勇気が出なかった事柄も含まれているけれど・・それでもこうやって書くことで、キチンとした気持ちがキチンと伝わればいいな、と思う。
自分の気持ちが落ち着いた今、ただひとつのことだけを、祈っている。
この夏の修羅を、主様が無事、乗り切れますように・・・、と。

この画像は、セルフカッティングではなく!
つい、ちょっとね・・仕事中に、指、切っちゃって・・・「あ、深い、血が出てる!」と思ったら・・・こうしなきゃいけないような気がして(習慣的に?)乳首に血をなすりつけて、撮ってしまいました^^;