「治ったら書こう」と思っていたのだが、全治まではまだまだ時間がかかりそうなので、今書くことにする。
吊りによる麻痺(痺れ)についてのことだ。
緊縛・・特に吊りではこの事故が起こりやすいらしいが、自分がなってみて初めて「こういうことか」と、(身をもって)知ったのだ。
ここでは「なっちゃった人が、どういう対処をすべきか」を、取り上げさせて頂く。
緊縛、吊り、危険性、事故、神経、圧迫、麻痺、痺れ・・これは全て、自分がキーワードとして打ってみたものだった。
あたしの左手が痺れたような麻痺しているような状態になり、手首から先が動かないまま一夜経っても回復しなかったとき、まずはネットで調べてみようと思い、さまざまなキーワードを検索サイトで打ち込んでみたことがあったからだ。
ああ、あの日の自分に、この情報を渡したい(笑)。
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星の数ほどSMサイトはあるというのに、その危険性や事故の可能性、回避法、対処法に触れているサイトは少ない。
多分、これだろうな・・という症例を医学方面サイトで見つけたものの、対処法が記述されておらず、動かない左手を抱えながら、あたしは途方に暮れた。
普段、日常的にハードな運動をしているので、あたしは相当に怪我慣れしていて、包帯巻きなどは下手な接骨院の先生より上手い。
そんなあたしだが・・麻痺、という初めて我が身に訪れた感覚には、戸惑いと恐怖を覚えていた。
あたしの症状は・・左手の手首から先をほとんど動かすことができず、ぷらーんと垂れ下がってしまっている状態だった。(肘はとりあえず自在に動く)
「握る」ことはできるが(できるといっても、動くという意味で)開くことがまったくできない。
一番動かない部位は、親指の付け根。皮膚を抓っても、痛いという感覚が鈍い。
骨折したときのように腫れているわけでも、痛いわけでもない。
腕全体がだるく、二の腕に鈍い微かな痛みがあるだけだ。
脳が「動け」と命令しているのにもかかわらず、まったく動いてくれない・・という表現が当てはまっているような感じだった。
二の腕から先の皮膚は、なんだか自分の皮膚ではないような・・一枚、別の布をまとっているような・・そんな感覚があったけれど(その感覚が一番顕著だったのは親指付け根)、熱い冷たい痛いは感じることができる。
・・・さて、これは何科に行ったらいいんだろう?
一体、治るまでにどれくらいの期間がかかるんだろう?
果たして、全快するものなのだろうか?
まだるっこしい状況描写は避け、(個人的な)結論を言うと。
・あたしが受けたダメージの診断は、「末梢神経損傷」だった。
・損傷を受けている部分は二の腕の末梢神経なのだが、そこが傷つくと指まで動かなくなる。
・多分、治る。が、時間がかかる。(ごく稀に、後遺症が残る人がいるらしい)
・もし、次に同じ事が起きたら、もう病院は行かないと思う。(治療の必要がないから)
・それでも、精神安定上医者にかかりたいのなら、行くべき場所は「脳神経科」か「脳神経内科」。
・回復の速度は人それぞれらしいけれど、かなり個人差がある模様。5日で治る人、数週間で治る人、数ヶ月かかる人、数年かかる人・・・。
・末梢神経というものはなんのサポートがなくても(骨折のようにギプスをつけるとかしなくても)自己修復するらしく、実際に処方された薬は気休めであろうビタミン剤だった。(参考までに・・メチコバールと、ユベラNソフトカプセル)
・安静にしていれば早く治るわけではなく、また、必死にリハビリすれば早く治るわけでもないらしい。(要は、普通に過ごして、ただひたすら、自己修復されるのを待つだけ)
・一般的には「酔っぱらって腕枕をしたまま熟睡してしまった」または「自分の頭を腕に乗せて熟睡してしまった」の2パターンが主な原因であるらしく、三角筋(肩のトコの筋肉です)と、上腕二頭筋(肘のすぐ上にある筋肉です)の間にあるへこみにはまっちゃうと「起こりやすい」事故であるらしい。(深い場所に守られている末梢神経がその部分で多少表面に近づいているから)
以上が、大学病院で筋電図の検査まで受け、体験したことをまとめたものだ。
ちなみに、傷ついた神経がまだ炎症を起こしているのかもしれない・・と思われた時期は(やっちゃってから一週間程度だったと思う)、まったく回復していないように感じた。
昨日と今日が同じ状態・・というのは、別な原因も想像してしまい、ものすごく怖かった。
多分・・その損傷部分の炎症が治まってから、神経は自己修復に取り組み始めたのか?と思うような感じで・・少しずつ・・本当に少しずつ、快方に向かいだした。
あたしの場合は、全快まであとどれくらいかかるかわからないけれど(自己診断だと2〜3ヶ月くらいかかりそうだ)、車の運転ができるまでに握力が回復した時点で日常生活においての不都合はほぼなくなった。
(左手でジャンケンはまだできないけれども・・パーが全然ダメで、チョキが微妙・・)
ちなみに、あたしは「あ、あのとき、やっちゃったんだな」という自覚がハッキリあるんだけれども(縄がずれて、完璧にそこに入ったまま吊られていたとき・・時間にして、多分2分か3分)、かなり痛くて悲鳴を上げたけど、ご存知の通り、吊りというのは簡単に解けるものではない。
そこに至るまでの間も、実は相当の我慢をしてしまっていた自分が悪いと、猛反省した。
そのせいで、主に多大なる心配をかけることになってしまったのだから。
冒頭の「なっちゃった人が、どのような対処をするべきか」についてなんだけれども、読んで頂いておわかりの通り「対処法がない」ということになる。
手術や入院なんかの必要はない・・けれども、自然に治るのを、じっと待つしかないものらしい。朝起きたら治っていた、なんてことは起こらない。
(西洋医学でダメなら東洋医学・・と針灸、整体も行ってみたが、効果はなかった)
逆を言えば、病院に行っても、無駄に治療費を支払うということになる。
あたしが大学病院まで行って検査を受けたのは、自分の体のどこに、どのような障害がどの程度あるのか、ハッキリと知りたかったからだ。
何故なら、あたしは・・今後もずっと主に縛って欲しいし、吊って欲しいと思っている。
「また、同じ事が起こる可能性がある」ことを知ったのだから、回避法や対処法を確立しておきたかったのかもしれない。
対処法がないと知ったので、そこはもう、思いきり納得したので、あとはもう・・また、やっちゃいませんようにと、天に祈るばかりだ。
回避法は、こまめな合図・・になるのだろうけれど、どんなに注意したって、やるときはやっちゃうのが怪我だ。大リーガーだってオリンピック選手だって、試合中に怪我をするのだ。
怪我したくなければ、やらないのが一番だけれど、それは無理(笑)。
参考までに・・。大学病院の初診料は3150円。けれども、紹介状があれば無料になる。
筋電図の検査料は1000円程度。
一回の診察と薬代(ビタミン剤代)一ヶ月分で2000円程度。ビタミン剤を薬屋で買うよりは、格段に安いので、近所に脳神経科のある病院があれば、そこにビタミン剤を買ってくるような気持ちで行くのもいいかもしれない。
ビタミン剤がどれほど効果があるのかはわからないが、運動はなんとなく良いのではないかという感触を得ている。(お風呂は効果があるように、あたしは感じない)
左手が動かない状態でのハードな運動はハイリスクだと知りながらも(転んだら最後、手を着けないので更なる怪我をする可能性が高すぎる)、恐る恐る試してみると・・。
次の日、なんだか回復度合いがいいように感じた。毎日0.1ずつ回復していってるとすると、それが0.2になるような感じ。
やっぱり血行をよくすることが大事なんだろうか?そこら辺は研究価値がありそうだ。
以上・・・このblogに「ニップルピアス」という検索ワードで訪れてくれる方があまりにも多いので、「緊縛(吊り)による麻痺」についても書いてみました。
個人の体験記だということをふまえた上で、参考にして頂ければ幸いです。
余談だけれど、脳神経内科の専門医に診察を受けたときの話をひとつ。
医者には正直に話した方が、誤診もないだろうと思ったあたしは・・「いつからですか?」の質問に
「先週の水曜日なんですけど、縛られてから、なりました」と、思い切ってカミングアウト。
む?と微妙な表情をしながら先生は「そういうのは、初めてだな・・どこを縛りました?腕の、ここのところは、縛りました?」なんて、聞いてくる。
「あ、はい、縛りました、縛りました」答えながら、スムーズに、ちゃんと会話になってることに驚いてみたり。
「縛る」と言っただけで、何をしたのかすぐに想像できるんだなぁ・・と、恥ずかしいのを通り越して、なんだか感動してしまったりしたのでした。
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星の数ほどSMサイトはあるというのに、その危険性や事故の可能性、回避法、対処法に触れているサイトは少ない。
多分、これだろうな・・という症例を医学方面サイトで見つけたものの、対処法が記述されておらず、動かない左手を抱えながら、あたしは途方に暮れた。
普段、日常的にハードな運動をしているので、あたしは相当に怪我慣れしていて、包帯巻きなどは下手な接骨院の先生より上手い。
そんなあたしだが・・麻痺、という初めて我が身に訪れた感覚には、戸惑いと恐怖を覚えていた。
あたしの症状は・・左手の手首から先をほとんど動かすことができず、ぷらーんと垂れ下がってしまっている状態だった。(肘はとりあえず自在に動く)
「握る」ことはできるが(できるといっても、動くという意味で)開くことがまったくできない。
一番動かない部位は、親指の付け根。皮膚を抓っても、痛いという感覚が鈍い。
骨折したときのように腫れているわけでも、痛いわけでもない。
腕全体がだるく、二の腕に鈍い微かな痛みがあるだけだ。
脳が「動け」と命令しているのにもかかわらず、まったく動いてくれない・・という表現が当てはまっているような感じだった。
二の腕から先の皮膚は、なんだか自分の皮膚ではないような・・一枚、別の布をまとっているような・・そんな感覚があったけれど(その感覚が一番顕著だったのは親指付け根)、熱い冷たい痛いは感じることができる。
・・・さて、これは何科に行ったらいいんだろう?
一体、治るまでにどれくらいの期間がかかるんだろう?
果たして、全快するものなのだろうか?
まだるっこしい状況描写は避け、(個人的な)結論を言うと。
・あたしが受けたダメージの診断は、「末梢神経損傷」だった。
・損傷を受けている部分は二の腕の末梢神経なのだが、そこが傷つくと指まで動かなくなる。
・多分、治る。が、時間がかかる。(ごく稀に、後遺症が残る人がいるらしい)
・もし、次に同じ事が起きたら、もう病院は行かないと思う。(治療の必要がないから)
・それでも、精神安定上医者にかかりたいのなら、行くべき場所は「脳神経科」か「脳神経内科」。
・回復の速度は人それぞれらしいけれど、かなり個人差がある模様。5日で治る人、数週間で治る人、数ヶ月かかる人、数年かかる人・・・。
・末梢神経というものはなんのサポートがなくても(骨折のようにギプスをつけるとかしなくても)自己修復するらしく、実際に処方された薬は気休めであろうビタミン剤だった。(参考までに・・メチコバールと、ユベラNソフトカプセル)
・安静にしていれば早く治るわけではなく、また、必死にリハビリすれば早く治るわけでもないらしい。(要は、普通に過ごして、ただひたすら、自己修復されるのを待つだけ)
・一般的には「酔っぱらって腕枕をしたまま熟睡してしまった」または「自分の頭を腕に乗せて熟睡してしまった」の2パターンが主な原因であるらしく、三角筋(肩のトコの筋肉です)と、上腕二頭筋(肘のすぐ上にある筋肉です)の間にあるへこみにはまっちゃうと「起こりやすい」事故であるらしい。(深い場所に守られている末梢神経がその部分で多少表面に近づいているから)
以上が、大学病院で筋電図の検査まで受け、体験したことをまとめたものだ。
ちなみに、傷ついた神経がまだ炎症を起こしているのかもしれない・・と思われた時期は(やっちゃってから一週間程度だったと思う)、まったく回復していないように感じた。
昨日と今日が同じ状態・・というのは、別な原因も想像してしまい、ものすごく怖かった。
多分・・その損傷部分の炎症が治まってから、神経は自己修復に取り組み始めたのか?と思うような感じで・・少しずつ・・本当に少しずつ、快方に向かいだした。
あたしの場合は、全快まであとどれくらいかかるかわからないけれど(自己診断だと2〜3ヶ月くらいかかりそうだ)、車の運転ができるまでに握力が回復した時点で日常生活においての不都合はほぼなくなった。
(左手でジャンケンはまだできないけれども・・パーが全然ダメで、チョキが微妙・・)
ちなみに、あたしは「あ、あのとき、やっちゃったんだな」という自覚がハッキリあるんだけれども(縄がずれて、完璧にそこに入ったまま吊られていたとき・・時間にして、多分2分か3分)、かなり痛くて悲鳴を上げたけど、ご存知の通り、吊りというのは簡単に解けるものではない。
そこに至るまでの間も、実は相当の我慢をしてしまっていた自分が悪いと、猛反省した。
そのせいで、主に多大なる心配をかけることになってしまったのだから。
冒頭の「なっちゃった人が、どのような対処をするべきか」についてなんだけれども、読んで頂いておわかりの通り「対処法がない」ということになる。
手術や入院なんかの必要はない・・けれども、自然に治るのを、じっと待つしかないものらしい。朝起きたら治っていた、なんてことは起こらない。
(西洋医学でダメなら東洋医学・・と針灸、整体も行ってみたが、効果はなかった)
逆を言えば、病院に行っても、無駄に治療費を支払うということになる。
あたしが大学病院まで行って検査を受けたのは、自分の体のどこに、どのような障害がどの程度あるのか、ハッキリと知りたかったからだ。
何故なら、あたしは・・今後もずっと主に縛って欲しいし、吊って欲しいと思っている。
「また、同じ事が起こる可能性がある」ことを知ったのだから、回避法や対処法を確立しておきたかったのかもしれない。
対処法がないと知ったので、そこはもう、思いきり納得したので、あとはもう・・また、やっちゃいませんようにと、天に祈るばかりだ。
回避法は、こまめな合図・・になるのだろうけれど、どんなに注意したって、やるときはやっちゃうのが怪我だ。大リーガーだってオリンピック選手だって、試合中に怪我をするのだ。
怪我したくなければ、やらないのが一番だけれど、それは無理(笑)。
参考までに・・。大学病院の初診料は3150円。けれども、紹介状があれば無料になる。
筋電図の検査料は1000円程度。
一回の診察と薬代(ビタミン剤代)一ヶ月分で2000円程度。ビタミン剤を薬屋で買うよりは、格段に安いので、近所に脳神経科のある病院があれば、そこにビタミン剤を買ってくるような気持ちで行くのもいいかもしれない。
ビタミン剤がどれほど効果があるのかはわからないが、運動はなんとなく良いのではないかという感触を得ている。(お風呂は効果があるように、あたしは感じない)
左手が動かない状態でのハードな運動はハイリスクだと知りながらも(転んだら最後、手を着けないので更なる怪我をする可能性が高すぎる)、恐る恐る試してみると・・。
次の日、なんだか回復度合いがいいように感じた。毎日0.1ずつ回復していってるとすると、それが0.2になるような感じ。
やっぱり血行をよくすることが大事なんだろうか?そこら辺は研究価値がありそうだ。
以上・・・このblogに「ニップルピアス」という検索ワードで訪れてくれる方があまりにも多いので、「緊縛(吊り)による麻痺」についても書いてみました。
個人の体験記だということをふまえた上で、参考にして頂ければ幸いです。
余談だけれど、脳神経内科の専門医に診察を受けたときの話をひとつ。
医者には正直に話した方が、誤診もないだろうと思ったあたしは・・「いつからですか?」の質問に
「先週の水曜日なんですけど、縛られてから、なりました」と、思い切ってカミングアウト。
む?と微妙な表情をしながら先生は「そういうのは、初めてだな・・どこを縛りました?腕の、ここのところは、縛りました?」なんて、聞いてくる。
「あ、はい、縛りました、縛りました」答えながら、スムーズに、ちゃんと会話になってることに驚いてみたり。
「縛る」と言っただけで、何をしたのかすぐに想像できるんだなぁ・・と、恥ずかしいのを通り越して、なんだか感動してしまったりしたのでした。
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「吊りの事故」というタイトルをみて、訪問しました。
またやった方がいるのだ・・・どの程度だろうかと心配して。
でも、ご自分で充分対処されているので安心しました。
かって、朝野祐さんのパートナーさんも同じことを書いていました。朝野さんほどの方でも、起こしたようです。(顛末が下のブログにあります)
http://grazie2001.blog2.fc2.com/
どうぞ、充分養生してください。
そして、ご主人様とのプレーをお楽しみ下さい。