ダイエットの話を書こうとしたところ、ハタと思いとどまった。
あたしは特別な何かをしたわけではなく、ごくごく普通の、いわば正当派ダイエットをしたので、その内容は面白くも何ともないからだ。
(何故なら、ダイエットネタって「楽で、めちゃくちゃ効果的なの、ありませんか?」みたいなの求められがちですよね・笑)
あたしがやったダイエットは、ウォーキングと食事制限という、王道ダイエット。
王道じゃないところが、ひとつあるとすれば・・それが「主の存在」になるのだろうか。
主と2ショットチャットで出会った日の夜・・今夜は会社の新年会だと仰っていた主に「おやすみなさい」のメールを出して、あたしはとても幸せだった。
主も喜んでくださっていたし、ドキドキワクワクほかほかで、明日からなにが起こるのかな?と、希望に満ち溢れていた。
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ところが次の日・・・電話でお話頂いていたとき、それが起こった。
別な話の流れで体重の話になり、自分の体重を告げたところ、主の顔面が突如蒼白になったのである。
もちろん、電話なのでその表情は伺えない。
が、なんというか・・電波?オーラ?空気?とにかく、見えないんだけれども、愕然としている様子が伝わってきちゃったのである。
そして次の瞬間、ダイエットを命じられた。
ドキドキワクワクほかほか状態から一転して、ダイエット。
身の凍り付くような命令に、あたしは「はい」と答えていた。
あたしがSMの扉を開いた瞬間、そこに待っていたのはダイエットだったのだ。
「お前は、よくも俺の体を、こんなに醜くしてくれたな」主があたしの全裸写真を初めて見たとき仰った台詞だ。
なんだかそのとき、本当に・・申し訳ないことをしてしまったという気持ちが湧いてきた。
『痩せて、主様にお返ししなければ・・!』と、強く思った。
「そういう風に考えるのが主従の基本だから」ではなく、何故か「心の底からそう思えて」しまったのである。
どうしてそんなに、スルリと・・やったこともないSMの世界に、快楽という餌もなく、入り込めてしまったのだろう。
嗜好の一致、というのは関係を育む上で大きなファクターだと思うけれども、あたしはまず・・「予想外の命令をする方」というところで、主に惹かれたんだと思う。いきなりのダイエットは・・予想をはるかに超えていた。
そして同時に、それを「やろう」と思っている自分がいるのにも驚いた。
どうしたんだ、あたしは。何故こんな命令に従おうとしているのだ?
そう、興味は自分自身の心の動きにもあったのだ。素直に「はい」と答えている自分がわからない。
わからないことは、解明したくなる。
(当時はわからなかったけど、多分答えは「服従欲」なんだと思う。とにかく従いたいというのがあたしの希望だったわけで、それは充分満たされるのだから)
主はただ、本当に太ってる女を飼うのが嫌だから言ったことだとは思うけれども、そういう主だからこそついていきたいと思えた。
逆にこっちの顔色を一回でもうかがわれたら、即逃げの体勢に入っていたかもしれない。
「できるか?」なんて聞かれなかったことが、自分にとっては良かったんだと思う。
それとも、もしかしたら・・「ひたすら、従いたい」という自分の欲望は、ダイエットを始めることから、目覚めてしまったんだろうか?
とにかくその晩から、食事制限し、次の日の朝から、あたしはウォーキングを始めた。
新しい運命の渦に巻き込まれたようなパニック状態のまま、闇雲に早起きをしてウォーキングだ。
ウォーキングがいい、ということくらいは知ってたけれど、それ以外の知識がゼロだったので、ネットで何を食べたらいいのか等を調べながら、極端に少なめに食べてみる・・といった感じの初日だった。
そしてその晩、体重を主に報告したら「何故、減っていない」とお叱りを受ける。
そう・・初日は、体重の変化がなかったのだ。
「わかりません」あたしは答えた(何故・・?あたしもそれは、聞きたい。どうして減ってないのよ!と、一番強く思ったのは多分あたしだ)。
「努力が足りない」主は言った。
「はい」あたしは答えた。(そうか?努力が足りないのか?と自問自答したけれど、やり方もよくわかってないしなぁ・・・と思い直す。もっとちゃんと調べてみようとダイエットサイトを猛烈検索開始。見当違いの努力は、努力ではなくただの自己満足になってしまう。正しいやり方を学ばねば・・)
「体重が減っていなかった罰だ。今から下着着用を禁止する」
!!!
凄まじいショック。
もの凄く、嫌だった。冷えるからだ。折しも真冬、ノーパン生活は厳しすぎる。
それでなくても、無茶なダイエットなんかして大丈夫なのかなぁ?とビクビクしながら食事制限を始めたというのに。
(その瞬間だけは「いいえ、あたしは最大限の努力をしました(罰を頂くほどサボっていたわけではありません)」と言い訳したくなったけれど・・それもまた格好悪いなと思って飲み込んだ。結果が出ていないのだから仕方がない←モロに体育会系が体に染み込んだ思考回路かもしれないけれど)
それでもノーパンを回避したくて、言い訳っぽくない言葉、なにかないだろうか?と、手が固まったまま脳を総動員させているあたしに、主から「手伝ってやってるんだ、有り難く思え」と追い打ちがかかる。
・・・・さきに言われてしまった、もう駄目だ・・あたしは、「ありがとうございます」と、打ち返すのが精一杯だった。
(初日だから厳しい罰を与えられてしまったんだけれど、その後体重が増えたらノーパンだと命じられる)
ああ、嫌・・・主様、ノーパンだけは本当に勘弁してください!!(心の叫び)
(今思えば「体重を減らす」だけに固執してなかったことが、敗因だと思う。量る前に水のんじゃったのかもしれない。でも、主の対応で結果(体重計の数字)が全てだと知ったので、次の日からは全力で計量前のアスリートさながらに、数字にも気を使うようになったけれども。
そして、この件は・・ノーパンがほんっとうに嫌だったという件は、今でもたまに主に愚痴ったりする。冷えは天敵で、今でも冷えで体調を崩すことが多いからだ)
また、お忙しい中、たまに電話をくださって「犬が飼いたかったなぁ・・・豚は飼いたくないんだよ・・」と、その一言を言って切る・・なんていう主らしい励ましも頂いていた。
落ち込む反面、コンチクショウと思わざるを得ない。
やってやる!!
そんな風にして、あたしの体重はガンガン減らされた。
なにしろ、冷えの天敵ノーパンを避けるためには、絶対に昨日より今日の体重を減らさなければいけないんだから、まさに綱渡りダイエット。絶対に一日も休めない。
朝の5Kmウォーキング、ストレッチ、腹筋、食事制限。暇があれば栄養素の研究。まとまった時間が空けば水泳、またはさらなるウォーキング。
あたしは毎日全裸写真を撮って・・それに体重と体脂肪を付け加え、主に送り続けた。
それが、主とあたしの当時のやりとり(SM行為??)の全てだった。
さて、ダイエットそのものは、始めてみてしまえば楽だったと思う。
結果が出る(体重や体脂肪が減る)のはそれなりに楽しからだ。体脂肪計のデジタル表示に一喜一憂した日々が懐かしい。
けれども問題はそのあと・・如何にその体重を維持し続けるか、にあった。
3ヶ月後、10キロダイエットには成功したけれど(本当は12〜3キロ落としたと思う)、そんなあたしを襲ったのは、噂に聞いた「リバウンド」だった。
まさにそれは、地獄を見た・・というような出来事だった。
来るかもしれないと覚悟はしていたけれど・・そのとき、あたしは心底驚いた。
これがリバウンドか・・・!!
これこそ、初体験・・・という食欲がある日ある瞬間「唐突に」湧き上がったのだ。
それまで体験したことのない、凄まじい、衝動的な食欲だった。
普通に仕事をしていたとき、ふとチョコのことが頭に浮かんだ。夫宛のバレンタイン義理チョコが、冷蔵庫にずっと眠っているのを知っていたからだ。
それまでは食べずに我慢できていた。いや、我慢という概念すらなく、ただ「高カロリーの食べ物」として邪魔に感じていたチョコだった(捨てなかったのは勿体なかったからで、誰かにあげよう、なんて考えてとってあっただけなのだ)。
そのチョコを一回思い浮かべてしまったら、次の瞬間それで頭がいっぱいになってしまった。仕事どころではない。誇張した表現ではなく、本当に、チョコ以外のことが、まったく考えられなくなっていたのだ。
多少の躊躇をしながらも、あたしは冷蔵庫を開け、チョコを一粒取り出した。
食べた。
「糖分キタ━━(・∀・)━━!!!!!」と四肢が喜び血湧き肉躍る瞬間。
体内を駆けめぐるチョコの喜びで全身がゾクゾクする(本当に、今食べたチョコが、血管を通って四肢に行き渡る感覚を味わった)。
これが「おいしい」という真の感覚だ、と思いさえもした。幸せで幸せで、涙まで出そうなくらい、嬉しいのだ。
食欲に狂う、という感覚を身をもって知らされた。一粒食べたらもう、止まらない(止められない)。
あたしは一気にチョコを一箱、食べた。ダイエット中だけではなく・・全人生を通して初の暴挙だった。
意志の力が通用しない、自分の体の生存本能との戦いが始まった。
そもそも、あたしはチョコレートはそれほど好きな食べ物ではなかったのに・・・。手っ取り早く糖分脂肪分を吸収できる食べ物として、体はチョコが大好きになってしまったらしい。
体もまた、失った脂肪を取り戻さんと必死なのだ。
その頃はもう、ダイエットについてめちゃくちゃ詳しくなっていたので、どんな理由があれども食べたら最後なのは知ってしまっていた。
体は甘えを許さない。口に入れたものは、確実に栄養素として体に取り込まれるのだ。
ところがリバウンドと呼ばれているそれを体感し、これには抵抗できないと思い知らされた。
凄すぎる。これの我慢は、無理。ノーパンでも豚でも構わないから食べたいと思ってしまう。
こんなにリバウンドがキツイなら、最初から無理に落とさず、年間計画にすればよかった。
けれども、もう、遅い。
そしてあたしは、我慢できずに食べてしまう以上、動くしかないな・・と、それまで以上に運動に力を入れ始めた。
カロリー摂取をなんとか最小限に抑えながら・・あたしは走り、泳いだ。
ちょうど競技としての面白さに目覚めてしまったこともあって、気がついたら、あたしはフルマラソンを走り抜いていた。
人生、何が起こるかわからない。SM始めたら、心肺機能が高まってしまった(笑)。
ちなみに、リバウンド期間は、ダイエット期間と同じくらいの・・3ヶ月間くらいだったと思う。
始まったときと同じように、ある日唐突に止んだ。
その日、あたしは本当にホッとした。もう「我慢」をしなくていいんだ、と。
そう、ダイエット期間は「我慢してる」という感覚はまったくなかったけれども、リバウンド期間がもう「24時間我慢の連続」だったからだ。
(*ちなみに、本来「リバウンド」というのは体重が元に戻ったり、更にその上をいったりする状態を指すのだと思うのですが、この場では「体重を元に戻そうとする、自分の意志が通用しない、体の反応」と勝手に定義し使わせて頂きました。ご了承ください)


今、こうやって画像を公開したりして、誉めて頂けたりすると、少し誇らしい気持ちになる。主様も喜んでくださっているだろうか?などと思う。
これは、あたしの体じゃないと、主の物なのだと、他の誰がわからなくても、主とあたしは知っているからだ。
主がいなかったら生まれなかった自分。それまでのあたしではない、もう一人の自分。
これはこの体に長い期間かけて刻まれた、そして今も刻まれ続けている主の印だと、感じている。
(*さらりと流して書いていますが、運動をする際は、十分に・・アナル拡張以上に注意をして、強度をあげてください。いきなりガツンとやると、100%に近い確率で怪我をします。その日大丈夫でも一週間後に出たりします。あたしは体育会系なので各種ケア知識とそこそこの筋力があったんですが、やったことがない方は特に注意してください)
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ところが次の日・・・電話でお話頂いていたとき、それが起こった。
別な話の流れで体重の話になり、自分の体重を告げたところ、主の顔面が突如蒼白になったのである。
もちろん、電話なのでその表情は伺えない。
が、なんというか・・電波?オーラ?空気?とにかく、見えないんだけれども、愕然としている様子が伝わってきちゃったのである。
そして次の瞬間、ダイエットを命じられた。
ドキドキワクワクほかほか状態から一転して、ダイエット。
身の凍り付くような命令に、あたしは「はい」と答えていた。
あたしがSMの扉を開いた瞬間、そこに待っていたのはダイエットだったのだ。
「お前は、よくも俺の体を、こんなに醜くしてくれたな」主があたしの全裸写真を初めて見たとき仰った台詞だ。
なんだかそのとき、本当に・・申し訳ないことをしてしまったという気持ちが湧いてきた。
『痩せて、主様にお返ししなければ・・!』と、強く思った。
「そういう風に考えるのが主従の基本だから」ではなく、何故か「心の底からそう思えて」しまったのである。
どうしてそんなに、スルリと・・やったこともないSMの世界に、快楽という餌もなく、入り込めてしまったのだろう。
嗜好の一致、というのは関係を育む上で大きなファクターだと思うけれども、あたしはまず・・「予想外の命令をする方」というところで、主に惹かれたんだと思う。いきなりのダイエットは・・予想をはるかに超えていた。
そして同時に、それを「やろう」と思っている自分がいるのにも驚いた。
どうしたんだ、あたしは。何故こんな命令に従おうとしているのだ?
そう、興味は自分自身の心の動きにもあったのだ。素直に「はい」と答えている自分がわからない。
わからないことは、解明したくなる。
(当時はわからなかったけど、多分答えは「服従欲」なんだと思う。とにかく従いたいというのがあたしの希望だったわけで、それは充分満たされるのだから)
主はただ、本当に太ってる女を飼うのが嫌だから言ったことだとは思うけれども、そういう主だからこそついていきたいと思えた。
逆にこっちの顔色を一回でもうかがわれたら、即逃げの体勢に入っていたかもしれない。
「できるか?」なんて聞かれなかったことが、自分にとっては良かったんだと思う。
それとも、もしかしたら・・「ひたすら、従いたい」という自分の欲望は、ダイエットを始めることから、目覚めてしまったんだろうか?
とにかくその晩から、食事制限し、次の日の朝から、あたしはウォーキングを始めた。
新しい運命の渦に巻き込まれたようなパニック状態のまま、闇雲に早起きをしてウォーキングだ。
ウォーキングがいい、ということくらいは知ってたけれど、それ以外の知識がゼロだったので、ネットで何を食べたらいいのか等を調べながら、極端に少なめに食べてみる・・といった感じの初日だった。
そしてその晩、体重を主に報告したら「何故、減っていない」とお叱りを受ける。
そう・・初日は、体重の変化がなかったのだ。
「わかりません」あたしは答えた(何故・・?あたしもそれは、聞きたい。どうして減ってないのよ!と、一番強く思ったのは多分あたしだ)。
「努力が足りない」主は言った。
「はい」あたしは答えた。(そうか?努力が足りないのか?と自問自答したけれど、やり方もよくわかってないしなぁ・・・と思い直す。もっとちゃんと調べてみようとダイエットサイトを猛烈検索開始。見当違いの努力は、努力ではなくただの自己満足になってしまう。正しいやり方を学ばねば・・)
「体重が減っていなかった罰だ。今から下着着用を禁止する」
!!!
凄まじいショック。
もの凄く、嫌だった。冷えるからだ。折しも真冬、ノーパン生活は厳しすぎる。
それでなくても、無茶なダイエットなんかして大丈夫なのかなぁ?とビクビクしながら食事制限を始めたというのに。
(その瞬間だけは「いいえ、あたしは最大限の努力をしました(罰を頂くほどサボっていたわけではありません)」と言い訳したくなったけれど・・それもまた格好悪いなと思って飲み込んだ。結果が出ていないのだから仕方がない←モロに体育会系が体に染み込んだ思考回路かもしれないけれど)
それでもノーパンを回避したくて、言い訳っぽくない言葉、なにかないだろうか?と、手が固まったまま脳を総動員させているあたしに、主から「手伝ってやってるんだ、有り難く思え」と追い打ちがかかる。
・・・・さきに言われてしまった、もう駄目だ・・あたしは、「ありがとうございます」と、打ち返すのが精一杯だった。
(初日だから厳しい罰を与えられてしまったんだけれど、その後体重が増えたらノーパンだと命じられる)
ああ、嫌・・・主様、ノーパンだけは本当に勘弁してください!!(心の叫び)
(今思えば「体重を減らす」だけに固執してなかったことが、敗因だと思う。量る前に水のんじゃったのかもしれない。でも、主の対応で結果(体重計の数字)が全てだと知ったので、次の日からは全力で計量前のアスリートさながらに、数字にも気を使うようになったけれども。
そして、この件は・・ノーパンがほんっとうに嫌だったという件は、今でもたまに主に愚痴ったりする。冷えは天敵で、今でも冷えで体調を崩すことが多いからだ)
また、お忙しい中、たまに電話をくださって「犬が飼いたかったなぁ・・・豚は飼いたくないんだよ・・」と、その一言を言って切る・・なんていう主らしい励ましも頂いていた。
落ち込む反面、コンチクショウと思わざるを得ない。
やってやる!!
そんな風にして、あたしの体重はガンガン減らされた。
なにしろ、冷えの天敵ノーパンを避けるためには、絶対に昨日より今日の体重を減らさなければいけないんだから、まさに綱渡りダイエット。絶対に一日も休めない。
朝の5Kmウォーキング、ストレッチ、腹筋、食事制限。暇があれば栄養素の研究。まとまった時間が空けば水泳、またはさらなるウォーキング。
あたしは毎日全裸写真を撮って・・それに体重と体脂肪を付け加え、主に送り続けた。
それが、主とあたしの当時のやりとり(SM行為??)の全てだった。
さて、ダイエットそのものは、始めてみてしまえば楽だったと思う。
結果が出る(体重や体脂肪が減る)のはそれなりに楽しからだ。体脂肪計のデジタル表示に一喜一憂した日々が懐かしい。
けれども問題はそのあと・・如何にその体重を維持し続けるか、にあった。
3ヶ月後、10キロダイエットには成功したけれど(本当は12〜3キロ落としたと思う)、そんなあたしを襲ったのは、噂に聞いた「リバウンド」だった。
まさにそれは、地獄を見た・・というような出来事だった。
来るかもしれないと覚悟はしていたけれど・・そのとき、あたしは心底驚いた。
これがリバウンドか・・・!!
これこそ、初体験・・・という食欲がある日ある瞬間「唐突に」湧き上がったのだ。
それまで体験したことのない、凄まじい、衝動的な食欲だった。
普通に仕事をしていたとき、ふとチョコのことが頭に浮かんだ。夫宛のバレンタイン義理チョコが、冷蔵庫にずっと眠っているのを知っていたからだ。
それまでは食べずに我慢できていた。いや、我慢という概念すらなく、ただ「高カロリーの食べ物」として邪魔に感じていたチョコだった(捨てなかったのは勿体なかったからで、誰かにあげよう、なんて考えてとってあっただけなのだ)。
そのチョコを一回思い浮かべてしまったら、次の瞬間それで頭がいっぱいになってしまった。仕事どころではない。誇張した表現ではなく、本当に、チョコ以外のことが、まったく考えられなくなっていたのだ。
多少の躊躇をしながらも、あたしは冷蔵庫を開け、チョコを一粒取り出した。
食べた。
「糖分キタ━━(・∀・)━━!!!!!」と四肢が喜び血湧き肉躍る瞬間。
体内を駆けめぐるチョコの喜びで全身がゾクゾクする(本当に、今食べたチョコが、血管を通って四肢に行き渡る感覚を味わった)。
これが「おいしい」という真の感覚だ、と思いさえもした。幸せで幸せで、涙まで出そうなくらい、嬉しいのだ。
食欲に狂う、という感覚を身をもって知らされた。一粒食べたらもう、止まらない(止められない)。
あたしは一気にチョコを一箱、食べた。ダイエット中だけではなく・・全人生を通して初の暴挙だった。
意志の力が通用しない、自分の体の生存本能との戦いが始まった。
そもそも、あたしはチョコレートはそれほど好きな食べ物ではなかったのに・・・。手っ取り早く糖分脂肪分を吸収できる食べ物として、体はチョコが大好きになってしまったらしい。
体もまた、失った脂肪を取り戻さんと必死なのだ。
その頃はもう、ダイエットについてめちゃくちゃ詳しくなっていたので、どんな理由があれども食べたら最後なのは知ってしまっていた。
体は甘えを許さない。口に入れたものは、確実に栄養素として体に取り込まれるのだ。
ところがリバウンドと呼ばれているそれを体感し、これには抵抗できないと思い知らされた。
凄すぎる。これの我慢は、無理。ノーパンでも豚でも構わないから食べたいと思ってしまう。
こんなにリバウンドがキツイなら、最初から無理に落とさず、年間計画にすればよかった。
けれども、もう、遅い。
そしてあたしは、我慢できずに食べてしまう以上、動くしかないな・・と、それまで以上に運動に力を入れ始めた。
カロリー摂取をなんとか最小限に抑えながら・・あたしは走り、泳いだ。
ちょうど競技としての面白さに目覚めてしまったこともあって、気がついたら、あたしはフルマラソンを走り抜いていた。
人生、何が起こるかわからない。SM始めたら、心肺機能が高まってしまった(笑)。
ちなみに、リバウンド期間は、ダイエット期間と同じくらいの・・3ヶ月間くらいだったと思う。
始まったときと同じように、ある日唐突に止んだ。
その日、あたしは本当にホッとした。もう「我慢」をしなくていいんだ、と。
そう、ダイエット期間は「我慢してる」という感覚はまったくなかったけれども、リバウンド期間がもう「24時間我慢の連続」だったからだ。
(*ちなみに、本来「リバウンド」というのは体重が元に戻ったり、更にその上をいったりする状態を指すのだと思うのですが、この場では「体重を元に戻そうとする、自分の意志が通用しない、体の反応」と勝手に定義し使わせて頂きました。ご了承ください)


今、こうやって画像を公開したりして、誉めて頂けたりすると、少し誇らしい気持ちになる。主様も喜んでくださっているだろうか?などと思う。
これは、あたしの体じゃないと、主の物なのだと、他の誰がわからなくても、主とあたしは知っているからだ。
主がいなかったら生まれなかった自分。それまでのあたしではない、もう一人の自分。
これはこの体に長い期間かけて刻まれた、そして今も刻まれ続けている主の印だと、感じている。
(*さらりと流して書いていますが、運動をする際は、十分に・・アナル拡張以上に注意をして、強度をあげてください。いきなりガツンとやると、100%に近い確率で怪我をします。その日大丈夫でも一週間後に出たりします。あたしは体育会系なので各種ケア知識とそこそこの筋力があったんですが、やったことがない方は特に注意してください)
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それとも主様のコントロールが桁外れにお上手なのかも
顕太もダイエット中ですが、2ヶ月で5Kgのへたれです^^
それでも、タバコを止めた時以来の、精神力を使ってます・・・辛い